平成30年8月1日付産経新聞1面です。中国の習近平政権の『異変』を伝えています。
《肖像画や写真なく》と題する記事の中では、
「北戴河の厳戒態勢は例年通りだが“異変”もある。『新時代の中国の特色ある社会主義思想の偉大な勝利を勝取ろう』。街中では会議のために新設した真新しい看板が目につく。ただ大半は、同思想に本来冠されるべき『習近平による』との表現を省略している。鉄道駅前には習氏の名前が含まれる大看板があったものの、これを含めて習氏の肖像画や写真は全く確認できず、その名前を含むスローガンも数カ所しか見当たらなかった。習氏に対する個人崇拝の動きが一転して抑制され始めたきっかけは米中貿易摩擦の泥沼化だ」と報道しています。
そして、記事の最後は、
「昨年の党大会では慣例を破って最高指導部に後継候補を昇格させず、今年3月の全国人民代表大会では憲法改正で国家主席の任期制限撤廃に踏み切った習氏だが、その3期目続投の野望には暗雲が垂れ込めている」と締めくくっています。
石平氏の「緊急報告、習近平独裁に異変!引退までのカウントダウンはもう始まっている!」と題する寄稿文について前回紹介させていただきましたが、産経新聞の報道も“異変”の事実を伝えています。