今、注目の共産主義について考える(69)。高麗民主連邦共和国?

平成30年3月3日の産経抄に「米国では今、『韓国疲れ』が広がっている」「北朝鮮危機を契機に、政府・軍レベルで韓国との接触・対話が大幅に増えたことで、米国は今さらながらに韓国の安全保障観や対北認識などの異質さを思い知ることになったのだという。・・・米国内では最近、韓国は本当に米国にとって重要なのかも議論され始めた。トランプ氏も文氏に不信感を持っているとされる」と書かれていました。

さらに続けて産経抄は「北朝鮮の金日成主席(当時)は1980年、南北統一の方策として『高麗民主連邦共和国』を提案した。その前提条件は『朝鮮半島の緊張緩和』『米国の干渉中止』などである。その日が来るのは、意外と近いのかもしれない」と恐ろしい言葉で締め括っています。

『高麗民主連邦共和国』が誕生するようなことになれば、その建国理念はチュチェ思想ということになります。そんな日が来ないことを願っています。しかし、韓国には相当数の北朝鮮に影響された人がいると聞きます。強烈な親北の人や中にはスパイもいることでしょう。これらの人たちが韓国世論に大きな影響を与えているようにも思います。 

『米国の韓国疲れ』や『日本の韓国疲れ』はまさしく北の狙いだと思われます。そしてさらには米韓の離反、日韓の離反まで視野に入れ、今後韓国に対する北朝鮮の政治工作がさらに強化されると思われます。

最悪の事態を回避するためには、そして北の核・ミサイルを放棄させ拉致問題を解決するために、北朝鮮の策略に陥ることは避けなければなりません。忍耐強く日米韓の連携を維持・強化していくことが重要だと思います。