今、注目の共産党について考える(58)。米国務省の2016年版報告書より。米、中国の宗教弾圧非難。

共産主義は共産主義の利益に反する自由は一切認めません。思想信条の自由もありません。集会結社の自由、表現の自由もありません。宗教の自由もありません。自由がないという事は弾圧や抑圧があるということです。従って我々の意味する人権は一切ありません。

8月16日の産経新聞によれば、「米国務省は15日、米国を除く世界199ヵ国・地域での信教の自由に関する2016年版報告書をトランプ政権発足後初めて発表した。・・・中国に関しては『信仰を実践する数千人を拷問、拘束、収監している』と非難するとともに、気功集団『法輪功』への弾圧を問題視し、ウイグルのイスラム教徒やチベット仏教徒の宗教活動に対する制限が増えているとした。報告書では中国国内に存在する非公認の『地下教会』に言及し、キリスト教会が破壊されたことに抗議した牧師の妻が『生き埋め』にされた事件を紹介した」と中国における人権弾圧を報告しています。

このような中国の人権弾圧については、人権派をうたっている他の日本の新聞・マスコミは一切何も報道しません。糾弾することもありません。何もないかのごとく静かであります。もし分かっているのに報道しないということであれば、容認していることになります。それとも、ありえないことだと思いますが、知らないのでしょうか。それとも、これもありえないことだと思いますが、共産主義を礼賛しているのでしょうか。そうでなければ、勇気を持って真実を報道すべきであります。我々には知る権利があります。

人権弾圧は共産主義に共通する共産党、共産党政権の人格性であります。共産主義を維持、存続させるためには、その脅威となる一切の自由は許さない。人権も認めない。宗教の自由も認めない。弾圧、虐殺も厭わない。これが普遍的な共産党の人格性であります。それでも日本においては、一部の政治家や政党は共産党と連携したり、さらには共産党からの支援を受けたりしています。理解不能と言わざるを得ません。