4月9日に大阪市大で行われた「豊かな大阪をつくる」学者の会によるシンポジウム『特別区(大阪市廃止)と区の合併を考える〜大阪における府市再編問題〜』については先にお知らせした通りです。表面上はシンポジウムという形式を取っていますが、いわゆる都構想反対の政治集会であることは明らかであります。「自民党、そして何より公明党の先生方やその支持者の皆様方には、是非とも多数ご参加いただきたい」と、主催者が呼びかけています。シンポジウムのパネリストは都構想の住民投票に際し、反対の論陣を展開した学者たちであります。またこのシンポジウム開催趣旨には、「特別区=大阪市廃止」であるとして、都構想再チャレンジ、再度の住民投票を行う必要はないと謳っております。従ってこの集会は学術会議や学術講演会ではなく、まさに政治目的を持った政治集会であります。共産党系の出版社の人たちが受付けを行い共産党系出版物を販売したり、また出席者の中には自民党から都構想反対で先の大阪市長選に出馬した人物や共産党の市会議員、大阪市役所職員OBなどが参加していたということです。シンポジウムというのは名ばかりで、一部の学者を表面に立て、裏では自民党、共産党、一部の大阪市職員OBが徒党を組んで行った政治集会と言わざるを得ません。しかし一体なぜ、このような政治集会を大阪市大キャンパス内で行うことができたのでしょうか?不思議であり、疑問に感じるところであります。