長島昭久氏の離党に続き、細野豪志氏が代表代行を辞任しました。理由は蓮舫代表や野田幹事長が憲法改正に否定的だから、ということのようです。しかしこれだけでは辞任の理由として、しっくりきません。なぜなら、先の参議院選挙の民進党の公約が憲法改正に反対だからです。新聞報道では「民進、共産、自由、社民の4野党が市民グループ『市民連合』に安倍晋三政権下での憲法改正に反対する、と返答したことも辞任の理由」と説明がありました。憲法改正に否定的なのは先の参議院選挙のときと同じで、矛盾はないように思います。辞任の本当の理由は何なんでしょうか?やはり長島昭久と同じ理由ではないでしょうか。『市民連合』が如何なる団体か詳しくはわかりませんが、京都ではこの『市民連合』を中心に共産党と民進党の共闘は相当に進んでいるようです。市民連合主催で、共産党の穀田恵二衆議院議員と小沢一郎、民進党の松野頼久衆議院議員が一緒に街宣車に乗り、安倍政権を打倒する為に共闘すると、大演説を行っていました。民進党と共産党の共闘関係は相当進んでいるようです。来たる衆議院議員選挙に向けて共通の公約づくりも最終段階にきているのではないでしょうか。もはや細野氏も代表代行という立場ではこの動きを止められないと判断したのでしょう。だとすれば、細野氏は代表代行を辞任するだけで終わらず、民進党を離党することになるでしょう。