日本人民共和国憲法草案では、軍備・防衛については全く触れられていません。自国の軍備・防衛問題について触れていないのは不気味であります。革命後に自由に書き加える意図があるとしか考えられません。中華人民共和憲法第二十九条には「1.中華人民共和国の武装力は、人民に属する。その任務は、国防を強固にし、侵略に抵抗し、祖国を防衛し、人民の平和な労働を守り、国家建設の事業に参加し、人民のために奉仕することに努めることである。2.国家は、武装力の革命化、現代化並びに正規化による建設を強化し、国防力を増強する」。そして第四節中央軍事委員会のところで第九十三条「中央軍事委員会は、全国の武装力を指導する」と記されています。中華人民共和国も含めて、いかなる国も自国の防衛について憲法に書かない、ということはあり得ないことです。日本人民共和国憲法草案では全く触れられていません。憲法に書かない理由は何なのでしょうか?隠さなければならない理由はなんなのでしょうか?憲法に書けば『平和主義』という仮面が剥がれるからでしょうか。それとも旧ソビエト社会主義共和国連邦や中華人民共和国の属国になる意図からなのでしょうか。