JBpress 2021.11.22 「バイデン大統領の不人気で囁かれるトランプ氏の再登板は吉か凶か」(山中俊之: 著述家/芸術文化観光専門職大学教授)と題する記事からの引用です。
バイデン氏の支持率は2021年7月には40%台に落ち、11月現在では30%台との調査もある。歴代大統領に比しても、下落が早く、底飛行であることは間違いない。それだけではない。11月に実施された「USA TODAY」の世論調査では、60%以上の有権者が「バイデン氏は再選の大統領選挙に出馬すべきではない」と答えている。1期目の大統領は再選に向けた大統領選挙に出馬することが通例だ。出馬自体に否定的な世論は異例といえる。国民は、バイデン大統領にイエローカードを出していると言ってよいだろう。
バイデン大統領の低支持率に加えて、副大統領のカマラ・ハリス氏の評価はさらに異常なまでに低いようです。古森義久氏の「あめりかノート(12月5日産経新聞)」によれば、
バイデン政権びいきのCNNテレビまでが11月、ハリス氏の軌跡を取り上げて、「機能障害」と断じた。そして、副大統領としての職務能力を有していないようだというホワイトハウス内部の声も紹介した。さらに同じ時期、民主党寄りではないウオールストリート・ジャーナル紙が「ハリス氏へのパニック」と題する社説で民主党内に懸念が生まれたと論評した。次回の大統領選挙ではバイデン後の候補としてハリス氏を推すという展望が崩れつつあることへのパニックだという趣旨だった。
バイデン氏に対して米国民はイエローカードを出し、ハリス氏に至っては副大統領の職務能力を有していないとの評価が下されているという。アメリカは大丈夫なのか?