朝鮮半島で何が起きているのか?(4)。「文在寅政権の墜落が始まった」

 【文政権墜落始まる、曺国(チョ・グク)の弟拘束、妻は教授免職、娘資格剥奪】と題するユーチューブの「李相哲テレビ8.26」で、

李相哲氏は文在寅政権の墜落が始まったと指摘。これまでの韓国の裁判所は文政権を守る、あるいは保護することに専念してきたが、ここにきて風向きが変わってきた。文政権に不利な裁判が相次いでいるのは、大統領選挙で与党が勝つ可能性が小さくなっていることが背景にあるのではないかと分析しています。それは文在寅氏の腹心の部下で次期大統領候補と目されていた曺国氏と彼の家族に対する最近の裁判結果が物語っているという。曺国氏本人の裁判も厳しさが予想されます。

【朝鮮日報8.27曺国元法務部長官の弟、一審は採用不正のみ有罪、二審は4件で有罪】ソウル高裁は26日、曺国元法務部長官の弟で、教員採用不正などの罪で起訴されたチョ・グオン被告に対し、懲役3年の実刑を言い渡し、身柄が収監された。

熊洞学院事件とは: 「チョ被告は熊洞学院(曺国氏の父が理事長、曺国氏と妻は理事、曺国氏の弟が事務局長という)の事務局長として在籍していた2016〜2017に熊洞中学校の正規教員採用の過程で受験希望者2人から合計1億8000万ウオン(約1700万円)を受け取り、試験問題と解答を事前に流出した疑い(業務妨害・背任受財)で起訴された。また、虚偽の工事に基づいた工事代金の債権を確保し、熊洞学院を相手取り2006年と2017年の2回にわたり虚偽の訴訟を行い、115億ウオン(約10億8000万円)の損害を与えた疑いも受けている」(公の学院から自分に債務が流れるようにしたと見られている)

【朝鮮日報8.27曺国元法務部長官の妻チョン・ギョンシム教授、東洋大学が免職処分】東洋大学は26日、子女の入試不正疑惑で収監されているチョン・ギョンシム教育学部教授を31日付で免職とする処分を発表した。釜山大は24日、娘のチョ・ミン氏の医学専門大学院への入学を取り消す決定を下した。

【聯合ニュース8.27文大統領の支持率36.7%で再び最低=不支持は59.7%】韓国の世論調査会社、リアルメーターが28日に発表した文在寅大統領の支持率は再び就任後最低となった一方、不支持率は60%に迫って最高を更新した。

【聯合ニュース8.24、韓国の曺国元法相「父として苦しい」、娘の大学院入学取り消しに】韓国・釜山大は24日に記者会見を開き、不正入学の疑惑を持たれていた曺国元法務部長官の娘について、2015年度の釜山大医学専門大学院入学を取り消すと発表した。チョ氏の不正入学をめぐっては、チョ氏の妻が教授として在職する東洋大の総長からの表彰状を偽造し、釜山大医学専門大学院の入試の際に提出した罪などに問われ、今月開かれた二審で懲役4年の判決を受けた。チョ氏の娘は今年1月に医師国家試験に合格し、ソウル市内の病院で勤務している。

【聯合ニュース8.11韓国の曺国元法相の妻  二審も懲役四年=娘の不正入学事件】韓国のソウル高裁は11日、チョ・グク元法務部長官の妻で、娘の大学院不正入学をめぐる業務妨害や私文書偽造など計15の罪に問われたチョン・ギョンシム東洋大教授に対し、一審と同じ懲役4年を言い渡した。チョン被告は東洋大総長の表彰状やインターン活動活動確認書などの書類を偽造するなどして2013〜14年に娘の医学専門大学院の入試で提出し、入学選考業務を妨害した罪で起訴された。