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大内委員
 
開通直前の二、三年前の工事になるということでございますけども、ひとつよろしくお願いします。それと、このホームの改修というんでしょうか、これにあわせて、ちょうど此花区の伝法駅なんですけれども、この伝法駅の、阪神電車が通っているんですけれども、その伝法駅のちょうど下の部分が道路でいえば一車線になっておりまして、その前後は二車線なんですけれども、そこの阪神電車の下だけが一車線ということで、いわゆるボトルネックというんでしょうか、こういう状態になっております。これを早く解消できないかということが、昔から地元の要望の中でもあるわけでございますので、ひとつ伝法駅のプラットホームの改修にあわせて、そこが2車線相互通行でそのまま行けるように改修してもらえないだろうかと、このように思っているんですけれども。といいますのは、そこの周辺には伝法幼稚園がございますし、すぐこれは隣接しております。そして、伝法小学校もございます。小さい子供さんたちが数多く通行するところで、また車の通行量も多いので、ひとつこのボトルネックの解消についてお力添えを得たいと思っているわけでございますけれども、この点に関して、これは阪神電車も関係してくることでございますけれども、ちょっとお答え願えますでしょうか。よろしくお願いいたします。
中谷計画調整局計画部企画主幹
 
ご指摘の伝法駅におきましては、西九条駅方向にホームの延長を行う予定でございますが、この延長工事に当りましては、ホーム部分のけたの新設だけを実施することとなっておりまして、現在、南側の道路をオーバーパスしております線路の部分の改築までは行わない予定と聞いております。したがいまして、ホーム延長工事により、委員ご指摘のボトルネックの解消はできないものと考えておりますが、一方で阪神西大阪線につきましては国土交通省の近畿地方整備局淀川工事事務所におきまして、西大阪線の淀川橋梁のかさあげ工事が計画されております。伝法駅付近につきましても、このかさ上げ工事を実施する際には、大規模な改良が必要となると伺っております。かさ上げ工事の時期につきましては、現在のところ未定であると聞いておりますが、工事が実施される際には、委員ご指摘の道路の拡幅につきましても可能となるよう働きかけてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
  
大内委員
 
今のお答えでは、阪神電車の淀川橋梁のかさ上げのときに一緒にやろうと、こういうふうに考えてくださっているようですけれども、これはもし計画変更でもしていただいて、本当はその時期となりますと大分先のことになりますので、できるだけ早くしていきたいと私も思っておりますし、またご協力をお願いしたいなと、このように要望しておきたいと思います。それと次に、バリアフリーの施策に関連して、ちょっとまた地元のことばっかりで恐縮でがざいますけども、西九条駅のバリアフリーについてちょっとお伺いしたいんですけれども。西九条駅は此花区の中でも唯一の駅というとおかしいんですけれども、ここに此花区民がほとんど集中するといっても過言ではないんですけれども、此花区民がもっとも感心の高い駅でございます。これまでも、この駅のバリアフリー化、エレベーターとかエスカレーターなどの設置を要望してきたところでございまして、平成12年には地元からお年寄りや障害者の方のためにエレベーターやエスカレーターなどの昇降設備を早急に設置してもらいたい旨の陳情書もだされております。同年11月にはバリアフリー法も施行され、鉄道事業者に対して既設の鉄道駅などにもバリアフリー化の努力義務が課せられるようになっております。私も昨年の6月にJRから直接、14年度からの設置を目指して努力するというふうには聞いているわけなんですけれども、現在の取り組みの状況についてお伺いいたします。
井下計画調整局計画部企画主幹
 
JR西九条駅の取り組み状況についてでございますが、JR西九条駅につきましては、委員をはじめ地元の皆様方によるJR西日本へのエレベーター等の設置の熱心なご要望がございまして、本市としましてもJR西日本に対して働きかけを行ってまいったところであります。これを受け、JR西日本といたしましても西九条駅を早期にバリアフリー化を図る駅として位置づけ、検討を進めてきたところでございます。民間鉄道会社のエレベーター設置につきましては鉄道会社が地方公共団体と国にそれぞれ予算要求を行い、補助金をそれぞれから受け、事業を実施するものでございます。JR西日本は本市並びに国に予算要求を行っておりまして、平成14年度からの実施に向け、現在工事内容や種々の検討を行っているところでございます。本市としましても、JR西日本が平成14年度から工事に着手できるよう努めてまいりたいと考えております。
 
大内委員
 
ありがとうございます。この西九条駅は、3階建ての構造になっておりまして、道路のレベルから一階へ上がって発売機や改札口があります。その上にホーム階があるという構造になっているわけですけれども、現在JRの方で検討されている工事概要、それからスケジュールについて承知している内容をお答えいただきたいとおもいます。
井下計画調整局計画部企画主幹
 工事概要やスケジュールについてでございますが、委員ご指摘のとうりの駅構造であり、JR西日本は地上から2階の改札階及び改札階から2つのホームにそれぞれエレベーターを設置して段差解消を図ることでバリアフリー化する計画としております。また、エレベーターの設置にあわせてトイレの改修も予定しております。実施する時期でございますが、予算の確定を受けましてJR西日本が具体的な作業を進め、平成14年度の秋頃の工事着手を目指してまいるとのことでございます。工事工程の中では、高架下の既存施設の移転、高架構造物の補強などの作業が別途必要となる時期もございますので、工事全体の完成は平成15年度となる予定と伺っております。
 
大内委員
 
今、お聞きしますと、エレベーターはつけるが、エスカレーターについては全然触れられておりません。西九条駅は現在1日当りの利用者は7万人を超えるほどでございます。環状線、ゆめ咲線、阪神西大阪線の3線が交わる重要なターミナルであります。また、西大阪延伸線が完成すれば、奈良方面へ直結する広域ネットワークが形成され、USJの乗り換えをはじめ、西九条駅のターミナルとしての位置づけはより一層大きくなってまいります。今回、エレベーターを設置する機会に合わせて、エスカレーターも併設されるようJRに対して一層の働きかけを行うとともに、鉄道駅舎エレベーター等設置助成制度についても検討するなど、大阪市として積極的に取り組んでいただきたい。最後に強く要望いたしておきます。次に、北ヤードの貨物機能移転についておたづねしたいと思います。これも地元と関連するわけですから、JR桜島線安治川口貨物駅について少し確認をしたいと思います。我が党の荒木議員が代表質問で、関西の再生につながる代表的なプロジェクトとして大阪駅北地区の整備を取り上げました。梅田貨物駅の一部が先行的に更地化され、これを契機に貨物駅全体の開発に弾みがつくことが期待されているということですが、そのためには貨物機能を移転しなければなりません。これに関連して市長は、吹田操車場跡地と大阪市内で分担して取り扱うという経過があるので、鉄道建設公団と協議を進めていくと答弁されましたが、どんな経過があるのかお伺いいたします。
川田計画調整局計画部企画主幹
 
梅田貨物駅機能の移転の経過についてのご質問でございますが、機能移転に関しましては、平成11年1月に、大阪府、吹田市、攝津市、JR貨物、鉄道建設公団の5者で基本協定が締結されております。その中で、梅田貨物駅機能の約半分かつ100万トン以内を吹田操車場跡地へ移転し、残る貨物について大坂市内で取り扱うとかようにされているところでございます。また、残る貨物を大阪市内で取り扱うことに対しましては鉄道建設公団より大阪市に対しまして協力の依頼がございまして、大阪市としてもその趣旨を理解している旨を回答しまして鉄道建設公団と協議をしているところでございます。