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掲載日 2012年03月27日

「DAYS JAPAN 講演会 3.11から一年 福島原発事故から一年」

福島原発第一発電所4号機燃料プール
の危険性について、最近読みました本から紹介します。福島原発を注視しなければなりません。
 
  「私が最も警戒しているのは、使用済み核燃料が大量に蓄えられている4号機が地震で崩壊してしまうことです。4号機が使う燃料の約3倍の使用済み燃料が
プールの中にあるはず。それが、放射能を閉じ込める格納容器という防壁の外側にあるわけで、もし4号機が崩壊すれば、これまで出てきた量とはけた違いの放
射性物質が吹き出してくる。政府が事故直後、起こりうる「最悪のシナリオ」として密かに想定していたように、原発から250kmまで、つまり首都圏も猛烈
な汚染を受けるようなことになると予想されます。
 4号機の使用済み核燃料プールは、建屋の破損によって宙ぶらりんのような形になっていました。東京電力が耐震補強工事をしたのですけれども、その工事も
凄まじい放射線被ばくの環境の中で行われたので、どこまできちんとできたかわからない。大きな余震が来たときにどうなってしまうのだろうかと不安です。た
ぶん東電も不安なのでしょう。東電の事故対応工程表では、とにかく4号機の使用済み燃料プールの中に溜まっている燃料を一番初めに取り出すことになってい
ます。取り出しには、東電の見積もりでも3~4年かかるとみられていますが、その間に大きな地震が来ないことを願うしかありません。」「原発のウソ」より
京都大学原子炉実験所所教 小出裕章著
 
  「米原子力規制委員会(NRC)は使用済み核燃料プールが乾ききり、発火することを非常に心配していました。あまりにも熱くなって金属が燃える現象です。
水では消化できません。そのような状態になると、水をかければ事態は悪化します。水から発生した酸素がジルコニウムを酸化させるうえに、水素が発生して爆
発します。最悪の事態です。そのため、私は「4号機の使用済み核燃料プールが煮詰まれば、(ステロイド剤で)強化されたチェルノブイリになる」という表現
を用いたのです。10~15年分の核燃料が大気中で燃えるという世にも恐ろしい状況です。
 4号機の建屋は、構造が弱体化し、傾いています。事故後、東電は作業員の健康をリス支柱を並べましたから、危機的な状況に陥ることは考えにくくなりまし
た。それでも不安定には変わりがありません。事実、2012年1月1日午後に地震が起きた際には、その影響で4号機の使用済み核燃料プールに隣接したタン
クの水位が急激にていかするという現象がみられました。大きな地震に襲われた場合に倒壊する可能性が、4つの中では最も高いといえるでしょう。
 耐久性を高めるために打つ手はあまりありません。再び震度7が来ないことを祈るだけです。7は稀なので、確立は低いですが、東京の友人には4号機が崩れれば即座に逃げるよう助言しています。
 それは、科学にとって未知の世界です。取り出して間もない、完全に近い炉心が入った使用済み核燃料プールで起きる火災を消し止める方法など、誰も研究す
らしたことがないのです。事実上燃えるがままに任せるしかないのだとすれば、それは解決策などとは呼べません。
 大気圏内で行われた歴代の核実験で放出された量を合わせたほどの放射性セシウムが、4号機のプールには眠っています。原子炉は原子爆弾よりはるかにたく
さんの放射能を抱えているのです。4号機の使用済み核燃料プールは、今でも日本列島を物理的に分析する力を秘めています。」
「福島第一原発 真相と展望」より アーニー・ガンダーセン著
 

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