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掲載日 2007年08月19日
淀川左岸線の工事状況(H19.2)と環境監視委員会報告について
「第11回正蓮寺川総合警備事業に係る環境監視委員会」(H19.3.20)での【審議の主な内容】
【1.工事中の環境監視結果について】
工事中の環境監視結果は以下の状況であり、工事による環境への影響はなかった。
(1)河川水質
1)
pH、SS、BODなどの一般項目については、DOを除くと工事前の水質とほぼ同程度の値を示しており、工事による河川への影響は認められなかった。
2)
PCB、総水銀については、いずれも地下水から検出されなかった。
ダイオキシン類については、工事監視中は一度も監視基準値を上回ることはなく、環境基準(1pg-TEQ/L以下)に適合しており、工事による影響は認められなかった。
(2)地下水水質
1) PCB・総水銀については、いずれも地下水から検出されなかった。
2) ダイオキシン類については、いずれも環境基準(1pg-TEQ/L以下)を下回っていた。
(3)水生生物
1) 水銀については「魚介類の水銀の暫定的規制値」を下回っていた。
2) PCBについては「食品中に残留する暫定的規制値」を下回っていた。
3) ダイオキシン類については水産庁が実施した実態調査結果の範囲内であった。
(4)大気質
1) PCBについてはいずれの地点においても大気質から検出されなかった。
2) 水銀については「環境中の有害大気汚染物質による健康リスクの低減を図るための指針となる数値」を下回っていた。
3) ダイオキシン類については、環境基準値を下回っていた。
4) 鉛についてはこれまでの測定結果と比較すると同程度であった。
5) 悪臭については、臭気指数はいずれも10未満であった。
【2.環境監視計画の見直しについて】
 工事中の河川水質の監視計画について、ダイオキシン類の調査頻度を週1回であったものを月1回へ変更することが承認された。
【3.大開換気付近の底質調査結果について】
 これまでの正蓮寺川総合整備事業区域内の底質調査と同様の方法で調査を行ったが、ダイオキシン類、PCB及び総水銀の3項目いずれの調査項目も下層へ行くほど高値を示す傾向がみられ、OP-3m及びOP-4mの層でダイオキシン類及び総水銀がそれぞれ底質の環境基準(ダイオキシン類:150pg-TEQ/g以下)、底質の暫定除去基準値(総水銀:25mg/kg以上)を上回った。なお、PCBについてはすべての層で底質の暫定除去基準(10mg/kg以上)であった。
【4.今後の工事の進め方について】
 今後も閉鎖水域内の浚渫工事及び脱水固化土埋戻し工事を継続して進め、上流側より順次基盤の整備を行い、H19年度より高速道路本体工に着手する。アンモニア性窒素対策については、閉鎖水域を活用した酸化池法に一定の効果が認められることから、今後も継続して閉鎖水域を活用し、状況確認を行う。また、閉鎖水域内に貯留された水を河川に放流する場合は事前に水質調査を実施し、排水基準を下回っていることを確認するものとする。
河川内底質の浚渫・脱水固化改良工等で使用した諸機材については、第2回委員会において承認された手法にて適切に処理する。




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