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掲載日 2012年05月26日
平成24年5月
大阪市環境局 大飯原子力発電所の再稼働に関する陳情書について  
昨年3月11日に発生した東日本大震災に伴う福島第1原 子力発電所の事故以来、国民の原子力発電への信頼が大きく揺らいだ状況を受け、政府が平成23年5月6日に中部電力浜岡原子力発電所の停止を要請。国内の
原子力発電所は定期検査等により相次ぎ停止し、平成24年5月5日北海道電力泊原子力発電所3号機の停止により42年ぶりに全原子力発電所が停止した。関
西電力大飯原子力発電所1号機~4号機の全てが現在停止している。
 
原子力発電所の再稼働に向け政府は、国際原子力機関 (IAEA)の「ストレステスト」導入の提言を受け、平成23年7月11日、ストレステストを参考に安全評価を実施することを発表。定期検査で停止中の原
子力発電所の運転再開の可否についての判断基準となる一次評価と、運転中の原子力発電所の運転継続の可否についての判断基準となる二次評価に分けた手続き
が示された。
   
大飯原子力発電所3号機、4号機についてのストレステスト一次評価結果は、原子力安全保安院において審査され、平成24年3月23日には、原子力安全委員会において確認が終了したが、安全性については言及されていない。
   
その後政府において、平成24年4月3日から4月6日にかけて、内閣総理大臣、内閣官房長官、経済産業大臣、内閣府特命担当大臣による会合を開催し、「原子力発電所の再稼働にあたっての安全性に関する判断基準」が示された。
   
この間、関西広域連合においては、平成24年3月29 日、政府に対して「原子力発電所の安全確保に関する申入れ」において、大飯原子力発電所に関する安全基準確立と評価を行い、関西広域連合及び周辺自治体へ
の説明を要請するとともに、同年5月7日には「政府が進める原子力発電所再稼働に関する申し入れ」において大飯原子力発電所の再稼働に関する安全確保に関
して申し入れを行った。また、今夏の電力需給の検証等を行うために、電力需給等検討プロジェクトチームを設置し、需給の見通しについて関西電力株式会社か
らのヒアリングを重ねている。
   
一方、福井県においては、「福井県原子力安全専門委員 会」を設置し、大飯原子力発電所3・4号機の再稼働の安全性検証に向け会合を重ね、近く知事に提出する報告書をとりまとめることとされており、発電所が立
地するおおい町では、5月14日町議会の全員協議会を開催し、議会として再稼働の容認を結論づけた。
   
   

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