大阪都構想の必要性について考える(107)。すべてはここから始まりました。

皆さんご存知のように、平成29年に大阪維新の会と公明党大阪府本部との間で住民投票についての合意書がかわされていました。 そのあと紆余曲折があったものの、最終的に公明党は下の新聞の記事にあるように、この合意を破棄しました。公明党は合意を破棄するのみならず、従来の是々非々の立場から反維新へと政治姿勢を転換しました。これによって公約である大阪都構想の住民投票への道が完全に閉ざされることになりました。かかる事態に直面して大阪維新の会は“座して死す”ことはできないと命運をかけた闘いに挑んだのが、今回の大阪府知事・大阪市長のダブル選挙と統一地方選挙でありました。結果は皆さんご存知のとおりですが、この合意破棄事件は公明党に対する印象を大きく転換させるものとなりました。

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大阪都構想の必要性について考える(106)。大阪自民党に真のリーダーが誕生することを心から期待します。

下の写真、これが今の大阪自民党の実態であります。自民党は表向きは公明党、立憲民主党、国民民主党、部落解放同盟と組み(これも問題ですが)、さらに裏では日本共産党から全面的支援を受けるようになりました。共産党との関係はだんだん緊密化し、共産党の支援がなければ特に一人区では選挙に勝てないほど自民党は脆弱になってきました。しかし一体なぜ、自民党はこのようにプライドも政治の常識もかなぐり捨てるようになったのでしょうか?

考えられる理由はただ一つ”反橋下・反維新”ということであります。今回の選挙では”維新の政治を終わらせる”という一点で宿敵共産党と手を結ぶという、いわゆる「反維新統一戦線」が組まれるまでに至りました。

しかし考えてみれば12年前、橋下徹氏に三顧の礼を尽くして大阪府知事に招いたのは自民党でありました。その橋下知事がめざす改革に反発し、反橋下にエスカレート、そして今や”維新の政治を終わらせる”という理由で、自民党は共産党と「反維新統一戦線」を結成するという。

一体、自民党が反橋下・反維新に走る理由は何なんでしょうか?それは大阪市と大阪府の二重行政を解消する大阪都構想にあります。

しかしよくよく考えてみると、大阪市と大阪府の二重行政の解消は戦後自民党の一貫した主張でありました。当時の太田房江知事も二重行政の解消を目指したのは周知の事実であります。

自民党本来の政策・主張の原点に帰って、大阪の自民党を指導する真のリーダーの出現が望まれます。維新の会と自民党が一致すれば、大阪にとって歴史的課題である二重行政の解消が明日にでも実現することができるのです。

自民党に真のリーダーが出現することを切に希望するのみです。共産党と統一戦線を組むという間違ったリーダーシップと決別しなければなりません。

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